そのはじめのこと  091

2021-03-08

原文 読み 意味 帚木06章09@源氏物語

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ

その/はじめ/の/こと すきずきしく/と/も/まうし/はべら/む/とて/ちかく/ゐ/よれ/ば きみ/も/め/さまし/たまふ

(左馬頭)こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 ば…も目覚ましたまふ:三次

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて〈[左馬頭]〉近くゐ寄れ 〈君〉も目覚ましたまふ

助詞と係り受け

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ

古語探訪;失われた意味を求めて

そのはじめのこと 02-091

「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:左馬頭光源氏

直列型:A→B→C:A→B→C

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ》A
こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、


とて近くゐ寄れば・君も目覚ましたまふ》B・C
と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

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