そのはじめのこと 091
目次
原文 読み 意味 帚木06章09@源氏物語
そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ
その/はじめ/の/こと すきずきしく/と/も/まうし/はべら/む/とて/ちかく/ゐ/よれ/ば きみ/も/め/さまし/たまふ
(左馬頭)こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。
文構造&係り受け
主語述語と大構造 ば…も目覚ましたまふ:三次
そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて〈[左馬頭]〉近くゐ寄れば 〈君〉も目覚ましたまふ
助詞と係り受け
そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ
古語探訪;失われた意味を求めて
そのはじめのこと 02-091
「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:左馬頭/光源氏
直列型:A→B→C:A→B→C
《そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ》A
こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、
《とて近くゐ寄れば・君も目覚ましたまふ》B・C
と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。