その日の御前の折櫃 163

2021-03-09

原文 読み 意味 桐壺10章23@源氏物語

その日の御前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて 仕うまつらせける

その/ひ/の/お-まへ/の/をりびつもの/こもの/など う-だいべん/なむ/うけたまはり/て つかうまつら/せ/ける

その日の源氏の君から帝へのお礼の品である折櫃物(おりびつもの)や籠物(こもの)などは右大弁が承って用意申し上げた。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 なむ承りて仕うまつらせける:一次

その日の御前の折櫃物籠物など 〈右大弁〉なむ承りて 仕うまつらせける

助詞と係り受け

その日の御前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて 仕うまつらせける

御前折櫃物籠物など 右大弁なむ承り 仕うまつらける

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

助詞・助動詞の識別:せ ける

  • :使役・す・連用形
  • ける:喚起・けり・連体形(「なむ」の結び)
敬語の区別:御前 承る 仕うまつる

その日の前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて 仕うまつらせ ける

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて

折櫃物 01-163

帝への献上品で肴類。

籠物 01-163

帝への献上品で果物を木につけたもの。

右大弁 01-163

麗の相人に光の君を連れて言ったのがこの右大弁。その時、「右大弁の子のやうに思はせて/01-120」とあった。左大臣が後見する以前には、この右大弁が光の君の親代わりになり後見をし、帝へのお礼も金を出して用意したのである。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:帝への献上品右大弁

直列型:A→B:A→B

その日の御前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて・仕うまつらせける》A・B
その日の源氏の君から帝へのお礼の品である折櫃物(おりびつもの)や籠物(こもの)などは右大弁が承って用意申し上げた。

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