心深しや などほめ 068

2021-03-08

原文 読み 意味 帚木05章07@源氏物語

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

こころ/ふかし/やなど/ほめ-たて/られ/て あはれ/すすみ/ぬれ/ば/やがて/あま/に/なり/ぬ/かし

(左馬頭)仏道心が深いですねなどとほめたてられ、感情がつのればそのまま尼になったりもして。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 ば…になりぬかし:二次

〈[女]〉心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬれ やがて尼になりぬかし

助詞と係り受け

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

この文は「心一つに思ひあまる時は海づらなどにはひ隠れぬるをり/02-065」から挿入を挟んでつづく。「海辺などに隠れているときに、関心な仏道心ですねなどとほめられると…」という続き具合。

「海づらなどにはひ隠れぬるをり」→「やがて尼になりぬかし」


「心深しやなどほめたてられて」→「あはれ進みぬれ(ば)」

古語探訪;失われた意味を求めて

心深し 02-068

愛情が深いのであれば、夫の元へ戻る方向に作用するだろう。尼になる方向からすると仏道心の深さを言うのだろう。出家をすすめる者が、あちこちにいたと思われる。

あはれ 02-068

気持ちのたかぶり。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:

直列型:A→B→C:A→B→C

心深しやなどほめたてられて》A
仏道心が深いですねなどとほめたてられ、


あはれ進みぬれば・やがて尼になりぬかし》B・C
感情がつのれば、そのまま尼になったりもして。

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