狭き家の内の主人と 051

2021-03-08

原文 読み 意味 帚木04章05@源氏物語

狭き家の内の主人とすべき人一人を思ひめぐらすに 足らはで悪しかるべき大事どもなむかたがた多かる

せばき/いへ/の/うち/の/あるじ/と/す/べき/ひと/ひとり/を/おもひ-めぐらす/に たらは/で/あしかる/べき/だいじ-ども/なむ/かたがた/おほかる

(左馬頭)狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 に…なむかたがた多かる:四次

〈[発言者]〉狭き家の内の〈主人〉とすべき人一人を思ひめぐらす 足らはで悪しかるべき〈大事ども〉なむかたがた多かる

助詞と係り受け

狭き家の内の主人とすべき人一人を思ひめぐらすに 足らはで悪しかるべき大事どもなむかたがた多かる

古語探訪;失われた意味を求めて

家の内の主人 02-051

正妻、第一夫人。正妻がしっかりしていなければ、第二夫人以下女房たちなど好き勝手な行動に出て家が安定しない。政治の世界に比喩をとってきた理由である。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:妻候補発言者(左馬頭)

分岐型:A→B→(C→)D→E:A→B→D→E、C→D

狭き家の内の主人とすべき人一人を・思ひめぐらすに》A・B
狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、


足らはで悪しかるべき・大事どもなむ・かたがた多かる》C・D・E
なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

Posted by 管理者