取るかたなく口惜し 025

2021-03-07

原文 読み 意味 帚木02章17@源氏物語

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

とる/かた/なく/くちをしき/きは/と いう/なり/と/おぼゆ/ばかり/すぐれ/たる/と/は かず/ひとしく/こそ/はべら/め

(頭中将)取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、希少な点では同じでしょうが、

文構造&係り受け

主語述語と大構造 と…とは数等しくこそはべらめ:三次

取るかたなく口惜しき際〉と 優なりとおぼゆばかりすぐれたる〉とは 数等しくこそはべらめ

助詞と係り受け

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

「優なりとおぼゆばかりすぐれたる」で読者は藤壺を思い浮かべることになる。

「数等しくこそはべらめ」:「こそ…已然形(特に推量の助動詞)」は逆接で後ろにつづく。後ろに主情報がくる。

古語探訪;失われた意味を求めて

口惜し 02-025

残念な、つまらない。

優なり 02-025

最上。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:見所のない女上の品の女頭中将の推量

分岐型:A+B→C:A+B→C

取るかたなく口惜しき際と・優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは》A・B
取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、


数等しくこそはべらめ》C
希少な点では同じでしょうが、

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