一年の春宮の御元服 143
目次
原文 読み 意味 桐壺10章03@源氏物語
一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず
ひととせ/の/とうぐう/の/おほん-げんぷく なでん/に/て/あり/し/ぎしき よそほしかり/し/おほむ-ひびき/に おとさ/せ/たまは/ず
前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。
文構造&係り受け
主語述語と大構造 に落とさせたまはず:二次
〈[帝]〉一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず
助詞と係り受け
一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず
「一年の春宮の御元服」「南殿にてありし儀式」「よそほしかりし御響き」(並列)→「に」→「落とさせたまはず」
一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助詞・助動詞の識別:し し せ ず
- し:過去・き・連体形
- し:過去・き・連体形
- せ:尊敬・す・連用形
- ず:打消・ず・終止形
敬語の区別:御 御 せたまふ
一年の春宮の御元服 南殿に てありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪;失われた意味を求めて
一年の 01-143
一年前の、前年の。
南殿 01-143
紫宸殿のこと。天皇・東宮の元服は紫宸殿で、皇子の元服は清涼殿で行われた。光源氏の元服も清涼殿で行われたことは下に見える。
よそほしかりし 01-143
いかめしく立派な様。
御響き 01-143
評判、うわさ。
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:春宮の元服の様子/帝
反復型:A,AB→C:A=B、A→C
《一年の春宮の御元服・南殿にてありし儀式・よそほしかりし御響きに落とさせたまはず》A・B・C
前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。