命婦は まだ大殿籠 081

2021-03-08

原文 読み 意味 桐壺07章01@源氏物語

命婦は まだ大殿籠もらせたまはざりけると あはれに見たてまつる

みやうぶ/は まだ/おほとのごもら/せ/たまは/ざり/ける/と あはれ/に/み/たてまつる

命婦は、帝がまだお休みになっておいででなかったのか、とおいたわしい思いで帝を拝する。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 は…とあはれに見たてまつる:二次

〈命婦〉は @〈[帝]〉まだ大殿籠もらせたまはざりける@ あはれに見たてまつる

助詞と係り受け

命婦は まだ大殿籠もらせたまはざりけると あはれに見たてまつる

命婦 まだ大殿籠もらたまはざりける あはれに見たてまつる

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

助詞・助動詞の識別:せ ざり ける

  • :尊敬・す・連用形
  • ざり:打消・ず・連用形
  • ける:喚起・けり・連体形(「ことよ」などの省略)
敬語の区別:大殿籠もる せたまふ たてまつる

命婦は まだ大殿籠もらたまはざり ける と あはれに見たてまつる

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて

大殿籠もらせたまはざりける 01-081

「大殿籠もる」+「せたまふ/最高敬語」+「ず」+「けり」。夕方月が出た頃にでかけ、おそらく深夜にもどったが、帝はまだ休まれていなかった。

あはれ 01-081

深い共感、同情より生じる感情。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:命婦

分岐型:A→(B→)C:A→C、B→C

命婦は・まだ大殿籠もらせたまはざりけると・あはれに見たてまつる》A・B・C
命婦は、帝がまだお休みになっておいででなかったのか、とおいたわしい思いで帝を拝する。

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