親など立ち添ひもて 020
目次
原文 読み 意味 帚木02章12@源氏物語
親など立ち添ひもてあがめて 生ひ先籠れる窓の内なるほどは ただ片かどを聞き伝へて 心を動かすこともあめり
おや/など/たちそひ/もてあがめ/て おひさきこもれ/る/まど/の/うち/なる/ほど/は ただ/かたかど/を/ききつたへ/て こころ/を/うごかす/こと/も/あ/めり
(頭中将)親などがつきっきりで祭り上げて生まれてこの方深窓で暮らすうちは、ただ才能の一斑を漏れ聞いて心惹かれることもあろうけど。
文構造&係り受け
主語述語と大構造 もあめり:四次
〈[女性]〉〈親など〉立ち添ひもてあがめて 生ひ先籠れる窓の内なるほどは 〈[男性]〉ただ片かどを聞き伝へて 心を動かす〈こと〉もあめり
助詞と係り受け
親など立ち添ひもてあがめて 生ひ先籠れる窓の内なるほどは ただ片かどを聞き伝へて 心を動かすこともあめり
古語探訪;失われた意味を求めて
生ひ先籠れる 02-020
生まれてこれまでも、これからも深窓にこもるとの意味。
片かど 02-020
才能の一端。あるいは一部の才能。
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女の親/女/男
分岐型:A+B→C:A+B→C
《親など立ち添ひもてあがめて・生ひ先籠れる窓の内なるほどは》A・B
親などがつきっきりで祭り上げて生まれてこの方深窓で暮らすうちは、
《ただ片かどを聞き伝へて 心を動かすこともあめり》C
ただ才能の一斑を漏れ聞いて心惹かれることもあろうけど。