命婦は まだ大殿籠 081
目次
原文 読み 意味 桐壺07章01@源氏物語
命婦は まだ大殿籠もらせたまはざりけると あはれに見たてまつる
みやうぶ/は まだ/おほとのごもら/せ/たまは/ざり/ける/と あはれ/に/み/たてまつる
命婦は、帝がまだお休みになっておいででなかったのか、とおいたわしい思いで帝を拝する。
文構造&係り受け
主語述語と大構造 は…とあはれに見たてまつる:二次
〈命婦〉は @〈[帝]〉まだ大殿籠もらせたまはざりけると@ あはれに見たてまつる
助詞と係り受け
命婦は まだ大殿籠もらせたまはざりけると あはれに見たてまつる
命婦は まだ大殿籠もらせたまはざりけると あはれに見たてまつる
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助詞・助動詞の識別:せ ざり ける
- せ:尊敬・す・連用形
- ざり:打消・ず・連用形
- ける:喚起・けり・連体形(「ことよ」などの省略)
敬語の区別:大殿籠もる せたまふ たてまつる
命婦は まだ大殿籠もらせたまはざり ける と あはれに見たてまつる
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪;失われた意味を求めて
大殿籠もらせたまはざりける 01-081
「大殿籠もる」+「せたまふ/最高敬語」+「ず」+「けり」。夕方月が出た頃にでかけ、おそらく深夜にもどったが、帝はまだ休まれていなかった。
あはれ 01-081
深い共感、同情より生じる感情。
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:命婦/帝
分岐型:A→(B→)C:A→C、B→C
《命婦は・まだ大殿籠もらせたまはざりけると・あはれに見たてまつる》A・B・C
命婦は、帝がまだお休みになっておいででなかったのか、とおいたわしい思いで帝を拝する。